ろ - - - ロバのパン屋
幼い頃

幼馴染の あのコと遊んでいたときのこと


遠くの方から 微かに音楽が流れてくる

その音が耳に到着した瞬間、
わたしと あのコは 全速力で駆ける

風が驚くほどの 全速力

あの広場まで



わたしたちが待つのは 「ロバのパン屋」

赤い小さな車で 蒸しパンを売りに来るおじさん

パンを買わずに みたらしだんごを買う わたしたち

いつも 満面の笑みで 周りを照らす おじさん

オマケにくれるのは 小さなソフトクリーム形のキャンディ



その頃は 幼くて よく分かっていなかったけれども、
「幸せ」
というものは、
こういう景色のことをいうんじゃないのかな と、
あれから 30年近く経った今、想う。

自分を包む空気が キラキラしていた
花や 草や 虫の 「活きる」 を 近くに感じていた


キラキラと活きる

いつも覚えておきたい 大切な風景
posted by ひより
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thema:自作詩 - genre:小説・文学


い - - - 犬
「犬派? 猫派?」

そんな会話が よく耳に入ってくる


聞かれていないけれど
ココロの中で 答える


わたしは 「犬派」
 というよりも  自分が犬だと思っている

姿形はニンゲンだけれども

小型犬

臆病だからこそ 吠える
淋しがりだからこそ 鳴く
振り向いて欲しくて イタズラを ひとつ

あ、
あのコの目が哀しそうだ
・・・・・
側に寄り添うことしかできなくて ごめんね
言葉を掛けるのは 得意じゃないんだ


そんな 犬さんが 愛おしい
そんな愛おしい犬さんに 自分を重ねる
posted by ひより
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