ち - - - 地図は読むものですか
「地図を読めない女」
なんてことは、
よく言われる。

もれなく、わたしも。
地図を「読む」ということが、まず 理解できない。



初めて行く場所へ、地図を片手に とことこ歩く。

「この階段を上ったら、次は左に曲がる」
・・・と、
口の中で くちゅくちゅと呟きながら、
小さく 右手をひらひらさせて、
しっかりと 右に曲がっている。
そのことに、しばらく気が付かない。


北だ、南だ、
西だ、東だ。
そんなこと言われたって 読めないよ。


自分の歩きたいように歩いて、
そのまま目的地に辿り着けばいいのに。
よく 思う。



「人生の地図」
なんていうものが発明されたとしても、
きっと わたしには読めないだろう。
そんなもの、誰が読むんだろう。
posted by ひより
category:いろは綴り 壱巡目   comment:2 trackback:0

thema:自作詩 - genre:小説・文学


| HOME |