る - - - 瑠璃の5分間
15才のとき、
街で アクセサリーを売っているオニイサンに出逢った。

イギリスの人だっただろうか。
歳は わたしの倍ぐらいだっただろうか。

こっちのアヤシイ英語と、
あっちのアヤシイ日本語で、少し会話。


目を見て話したかった。
身振り手振り と アヤシイ英語で、
「サングラスを取って」と お願いした。


そこに現れた瞳は、瑠璃色だった。


今まで見たどんなものよりも美しい。
その瞳には この世界がどんな風に映るのだろう。
今まで どんなものが この瞳に映ったのだろう。
わたしは、どんな風に映っているのだろう。


「ヒトミガキレイ」
そう伝えると、
オニイサンの瑠璃色の瞳の下にある頬が、
朱色に染まった。


「それじゃ、バイバイ」

ほんの5分ほどの 瑠璃色の出逢い。
posted by ひより
category:いろは綴り 壱巡目   comment:0 trackback:0

thema:自作詩 - genre:小説・文学


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