さ - - - 騒がしき静寂
ひとりひとりが それぞれの目的を持って、
ひとりひとりが それぞれの苦労を背負って、
ひとりひとりが 生きている。


それなのに、
どうして みんな 同じ顔に見えるのだろう。


わさわさ唸る地下街。
右に 左に 揺れる人波。

自分ひとり ピタリと止まってみると、
目の前に広がる光景は、まるで 工場。

ウィンとベルトコンベアー。
次から次へと 流れゆく 人。

唸っていたはずの地下街が、
一瞬にして 無音に。


これが 都会 か。
これが 疲れのカタマリ か。


疲れの抜け道が 一本でも多くなりますように。

あなたの笑顔が ひとつでも多くなりますように。
posted by ひより
category:いろは綴り 壱巡目   comment:4 trackback:0

thema:自作詩 - genre:小説・文学


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