を - - - 想い出を締める
一本のネクタイが、姿を 現した。

ああ、そうだ。
あの人に贈ったネクタイだ。
余りにも気に入ってしまい、
自分の分も買ったんだ。

締める機会なんて、ないのに。

思い付いて締めてみようとしたけれど、
結び方が思い出せなかった。


わたしが贈ったネクタイなんて、
もう 手元になくても いい。
もう 締めてくれなくても いい。

誰かにあげた。
どっか いっちゃった。

それで、いい。

貴方が元気でいてくれるなら、それで、いい。
一生懸命に生きているなら、それで、いい。

元気にしてますか?



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posted by ひより
category:いろは綴り 弐巡目   comment:0 trackback:0

thema:自作詩 - genre:小説・文学


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