と - - - 東京グレイ
初めて降り立ったその地の空は、低く、
呆気にとられるほど、狭く、
様々な想いを吸い込んだ灰色、だった。

そこは 羅刹が住む国、だ。

この色に染まりたくない、と 思い、
染まる術がない、と 分かり、
そして、
この地で闘うひとを 羨ましく感じた。

悪くないかも、しれない。
わたしが思うほど。

息苦しくないかも、しれない。
どこかの誰かが言うほど。

その地を去るとき 見上げた空には、
中間色の愛しさが、
ほんのり 浮かんでいた。
posted by ひより
category:いろは綴り 参巡目   comment:1 trackback:0

thema:自作詩 - genre:小説・文学


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