さ - - - ささくれ
あの人じゃなく、
この人でもなく、
わたし自身。

少し ささくれ立った このココロを守るのは。

小さなささくれ、剥かないように。
傷口が大きくならないように。

パッと見ただけじゃ、
人から解りはしないから。

どこに傷があるかなんて、
解りゃしないから。

だったら、
大事に大事に 治していけば、いい。

誰にも遠慮せず 守っていけば、いい。
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thema:自作詩 - genre:小説・文学


あ - - - 諦めの勇気
カラダが ココロが、
SOSを発信する。

それに気付くことができないほど、
なんでもかんでも頑張りすぎてしまう。
何を そんなに 頑張るの?


何かを手に入れるために、
何かを諦める。

聞こえは良くないかもしれない。
「あきらめる」

でも、
諦めること は、そんなに簡単じゃない。

悔しさで、たくさんの泪が流れる。
少しだけ、自分をキライになる。

でもね、きっとね、
その後には、
嬉しいことが たくさん降ってくるハズ。
好きな自分が戻ってくるハズ。
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thema:自作詩 - genre:小説・文学


て - - - 手風琴
蛇腹の動きで呼吸をする。

左手で空気を送り込み、
右手で音を放出する。

そして、
その音色は 誰かのココロに入り込む。


生き難い世の中だ、と、
哀しいことがいっぱいだ、と。

そんな風に思ったときは、
頭の中で蛇腹を動かし、
大きく大きく 呼吸をする。
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thema:自作詩 - genre:小説・文学


え - - - 栄養の花
全身に栄養がいかず、
葉が枯れてしまう。

その場しのぎの手当てじゃなく、
根から 幹から 治してあげよう。

目に見えない深い部分。
目に見えない芯の部分。

時間はかかるけど、
実は 案外、近道なのかも。

ひとつひとつの想いに栄養を。
ゆったり構えて焦らずに。

いつか必ず、
枝が生き返り、
葉が青々と輝くでしょう。

そこに咲く花は、どんな色でしょう。
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thema:自作詩 - genre:小説・文学


こ - - - 声は届きますか
会えなくても、
どうしても 会いに行けなくても、
ココロの声は届いていますか。

それを確かめる術は、ないかもしれない。

でも、疑わずに信じるよ。

信じなければ、きっと 何も始まらない。

自分の想いを信じてあげなければ。



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thema:自作詩 - genre:小説・文学


ふ - - - ふたり でした
いつも、いつも、
ふたりでした。

ふたりで笑い、
ふたりで飛び跳ね、
ふたりで無謀な旅に出た。

団体行動が苦手でしたね。
あなたも、わたしも。

いつも、ふたり。

でも、
わたしは あなたを ひとりにさせてしまった。


怒っていませんか?
仕方がなかったと思ってくれていますか?


その答えは、
わたしが ちゃんと 知っている。



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thema:自作詩 - genre:小説・文学


け - - - 計算しても、しなくても
思い通りに進まない。
きっと、人生 そういうもの。

ひとつひとつ、
頭の中で細かく計算しても、
その通りには 進まない。

1+1は、
3にも 10にも 100にも、なる。

幾つも答えがあるから、魅力的。

たとえ 躓いたとしても、
そこには 別の答えが存在するから。



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thema:自作詩 - genre:小説・文学


ま - - - また、行くよ
齢九十の祖父の耳元に、
大きな声で 囁く。

「また来るな」

欠けてしまった歯を見せて、
ニコリと 笑う姿。
右手を差し出し、ギュッと握手。

少し寂しそうなのは、気のせいか。
わたしの寂しいと思う気持ちが、うつったのか。

「また来るな」

この言葉を、
一度でも多く言えますように。

来年も、
再来年も、
ずっと ずっと ずっと。



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thema:自作詩 - genre:小説・文学


や - - - やさしい ひかり
塞いで、
潜って、
うずくまって。

自分の力では どうしようもなくて、
やりきれなくて、
やりきれなくて、
思考回路は 地下へと掘り進む。


そんな時期も、無駄ではない。

地下に住み着く暗闇を知り、
そして、
地上の光を知るのだから。


少しずつ、光に慣れる。

まずは、ココロに行灯を灯しましょう。



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thema:自作詩 - genre:小説・文学


く - - - クライベイビー
ジミが燃やした魂
少し かじって
この魂に 植える

芽が出て
花が開く頃

哀しみの涙は
少し 減っているでしょう



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